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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻5号

1994年05月発行

文献概要

今月の主題 常在菌 総説

口腔常在菌叢とその意義

著者: 金子明寛1 佐々木次郎1

所属機関: 1東海大学医学部口腔外科学教室

ページ範囲:P.533 - P.537

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 口腔常在菌は多種にわたり,また歯肉溝と舌など環境のまったく異なる部位に通性嫌気性菌から偏性嫌気性菌までそれぞれ分布しており,一概に論ずることはできない.唾液細菌叢はoral streptococciが多く分布し,サングイシンなど拮抗現象により菌の定着を阻んでいる面もある.また,ある種のLactobacillusのように,pHの低下でStreptococcusの発育を阻害するだけでなく,他の菌の付着をも阻害している現象が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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