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今月の主題 常在菌 総説
口腔常在菌叢とその意義
著者: 金子明寛1 佐々木次郎1
所属機関: 1東海大学医学部口腔外科学教室
ページ範囲:P.533 - P.537
文献購入ページに移動 口腔常在菌は多種にわたり,また歯肉溝と舌など環境のまったく異なる部位に通性嫌気性菌から偏性嫌気性菌までそれぞれ分布しており,一概に論ずることはできない.唾液細菌叢はoral streptococciが多く分布し,サングイシンなど拮抗現象により菌の定着を阻んでいる面もある.また,ある種のLactobacillusのように,pHの低下でStreptococcusの発育を阻害するだけでなく,他の菌の付着をも阻害している現象が認められた.
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