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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻5号

1994年05月発行

今月の主題 常在菌

常在菌の同定とその感染

黒色色素産生嫌気性グラム陰性桿菌

著者: 中村功1 国広誠子2

所属機関: 1山口県立中央病院内科 2山口県立中央病院中央検査部

ページ範囲:P.557 - P.562

文献概要

 Prevotella属とPorphyromonas属を中心とする黒色色素産生嫌気性グラム陰性桿菌(BP-GNB)はヒトの粘膜の常在菌叢の一員であり,かつ膿瘍を形成する内因感染症の主要な病原菌でもある.本稿では栄養要求が厳しく,発育が遅いBP-GNBの分類,分離・同定上の要点を具体的に述べ,さらにBP-GNBの病原的意義を明らかにするために臨床材料からの分離状況と臨床分離株の化学療法剤感受性についてわれわれの経験をもとに述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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