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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻5号

1994年05月発行

文献概要

今月の主題 常在菌 常在菌の同定とその感染

Clostridium difficile

著者: 稲松孝思1

所属機関: 1東京都老人医療センター感染症科

ページ範囲:P.569 - P.573

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 抗菌薬投与と関連する下痢症―偽膜性大腸炎は,抗菌薬投与中に少なからず見られる副作用であり,ときに重篤な経過をたどる.本症は腸内常在菌の攪乱に伴う,毒素産生性のClostridium difficileや耐性黄色ブドウ球菌の異常増殖によるものであり,早期診断,治療が予後に直結する.このため,抗菌薬投与と関連する下痢例の糞便培養でこれらの菌種を適切に検出することが重要である.本稿ではC.difficileの検出法について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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