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学会だより 第9回日本小児がん学会総会
進歩した神経芽腫の研究
著者: 石本浩市1
所属機関: 1順天堂大学小児科
ページ範囲:P.574 - P.574
文献購入ページに移動 第9回日本小児がん学会総会が1993年12月3,4日に筑波大学で同大小児外科教授・大川治夫会長のもと開かれた.本学会は主に小児科医,小児外科医,放射線科医,病理医が参加し,小児癌の臨床および基礎研究を発表する学会である.前身の小児がん研究会から数えて25年の歴史を持ち,会員数も現在では1,700名に達している.
小児癌は成人の癌に比べ症例数が少なく,その種類も大きく異なることが特徴である.したがって多施設間で症例を集積し研究するグループスタディが必要である.わが国でも1980年代初頭から,主に白血病を中心にいくつかのグループスタディが行われており,その予後改善に大きく寄与している.しかし,白血病以外の癌に関してはまだ十分なグループスタディはなく,その意味でも小児癌を扱う医師たちが一同に会する本学会の意義は大きい.
小児癌は成人の癌に比べ症例数が少なく,その種類も大きく異なることが特徴である.したがって多施設間で症例を集積し研究するグループスタディが必要である.わが国でも1980年代初頭から,主に白血病を中心にいくつかのグループスタディが行われており,その予後改善に大きく寄与している.しかし,白血病以外の癌に関してはまだ十分なグループスタディはなく,その意味でも小児癌を扱う医師たちが一同に会する本学会の意義は大きい.
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