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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻5号

1994年05月発行

文献概要

今月の主題 常在菌 話題

発癌と腸内細菌

著者: 光岡知足1

所属機関: 1日本獣医畜産大学食品衛生学教室

ページ範囲:P.589 - P.591

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1.はじめに
 ヒトや動物の腸内には100兆,100種に及ぶ細菌が生息し,いわゆる腸内菌叢(腸内フローラ)を構成している.これらの細菌は,互いに共生または拮抗関係を保ちながら,摂取される食餌成分や腸内に分泌・排泄される生体成分を利用して増殖し,さまざまな物質に変換し,その結果,癌の発生にも抑制にも,きわめて大きな影響を及ぼすことが明らかにされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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