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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻7号

1994年07月発行

文献概要

今月の主題 結合組織 技術解説

血中コラーゲン関連物質

著者: 堤幹宏1 高瀬修二郎1

所属機関: 1金沢医科大学消化器内科

ページ範囲:P.795 - P.799

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 肝での線維増生の状態を知ることは,慢性肝疾患の病態の把握や治療の選択,およびその予後の判定に必須のことと考えられ,近年,肝線維化の血清マーカーとしてプロリルヒドロキシラーゼ,Ⅲ型プロコラーゲン,IV型コラーゲン,ラミニンなどのコラーゲン関連物質が測定されてきている.これらの血清マーカーは,いずれも肝の線維化をある程度反映しており,臨床的に有用といえるが,それぞれのマーカーは,肝線維化のある一面のみを反映しているにすぎず,肝全体の線維化の評価には各々のマーカーの特徴をよく見極める必要があると考えられる.〔臨床検査38:795-799,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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