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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻7号

1994年07月発行

文献概要

今月の主題 結合組織 技術解説

血中接着性糖蛋白質

著者: 中林仁美1 中野博1

所属機関: 1奈良県立医科大学病態検査学講座

ページ範囲:P.800 - P.804

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 近年,血液中や細胞外マトリックスに存在し,細胞の接着にかかわる糖蛋白質が,細胞の分化,移動,増殖などに重要な役割を担っているとして注目されている.これらのうち,特にラミニン,フィブロネクチン,ビトロネクチンは,その血中値と各種の疾患,病態との関連を検討した報告がみられる.これら3種の糖蛋白質はそれぞれ特徴があり,その血中値の測定は現在のところ,単独で疾患を診断できるものではないが病態の把握に役立つと思われる.〔臨床検査38:800-804,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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