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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻7号

1994年07月発行

文献概要

今月の主題 結合組織 技術解説

血中ヒアルロン酸―慢性関節リウマチを中心として

著者: 松浦豪1 山中健輔1 橋本三四郎1 井上明生1 七條茂樹2 横山三男3

所属機関: 1久留米大学医学部整形外科教室 2久留米大学医学部免疫学教室 3鹿児島大学医学部ウイルス学教室

ページ範囲:P.805 - P.810

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 われわれは,慢性関節リウマチ(RA)患者の血中ヒアルロン酸(HA)濃度を,新しく開発したsandwichbinding protein assay法により測定し,HAがRAの診断および病態を把握するマーカーの1つとして有用であるとの結論を得た.本法はRIを用いない検査法であるため,どこの検査室でも測定可能である.すでに本法は,慢性肝炎の肝硬変移行期の診断キットとして現在厚生省の健保適用を受けており,肝の線維化を示すマーカーとしても注目されている.〔臨床検査38:805-810,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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