文献詳細
文献概要
今月の主題 結合組織 話題
混合性結合組織病
著者: 吉田浩1
所属機関: 1福島県立医科大学検査部
ページ範囲:P.821 - P.823
文献購入ページに移動 混合性結合組織病(MCTD)は抗ENA抗体高値陽性で,SLE,PSSそれにPM様所見を併せ持つ疾患として提唱され,確立された.わが国では特定疾患として認知された.MCTD研究班で診断基準を作成したが,抗U1RNP抗体陽性が必須で,Raynaud現象や手指・手背腫脹が90%以上にみられる.死因としては,肺動脈高血圧症を含む心肺不全症が半数を占める.適当な治療法はない.〔臨床検査38:821-823,1994〕
掲載誌情報