文献詳細
文献概要
トピックス
ローピーコロイド
著者: 広川満良1
所属機関: 1川崎医科大学病理学
ページ範囲:P.838 - P.839
文献購入ページに移動ローピーコロイドとは,甲状腺乳頭癌の穿刺吸引材料中に出現する棒状に伸びた粘稠なコロイド1)のことである.その形態がチューインガムを引き伸ばした形に似ていることから,bubblegum colloidという名称でも親しまれているが2),そのほかcolloid strings, ropy strand, viscouscolloid, sticky colloid, cord-like colloid,abnormal colloidなどいろいろな形容がなされている.わが国ではこれらに対応する一定の邦訳がないため,本稿では最初に指摘したWillemsとLowhagen1)の言葉を採用してローピーコロイドとして紹介する.
掲載誌情報