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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻7号

1994年07月発行

文献概要

資料

多施設による"サズHIV-1抗体"の臨床的検討

著者: 土江秀明1 目黒嵩2 松本孝夫3 今井光信4 杉本和敏5 山田兼雄6 栗村敬1

所属機関: 1大阪大学微生物病研究所感染病理学部門 2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院共同利用研究施設 3順天堂大学医学部総合診療科 4神奈川衛生研究所ウイルス第1課 5江東微生物研究所 6聖マリアンナ医科大学小児科

ページ範囲:P.853 - P.856

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 HIV-1抗体迅速測定法"サズHIV-1抗体"(以下サズ)につき,5施設で評価を行った.HIV-1抗体陽性者67例,陰性例340例で,うちサズ陽性67例(感度100%),陰性336例(特異度98.8%)であった.従来のPA法やELISA法とほぼ同等の性能を持ちながら,約10分で結果が出る点,一切の機器を必要とせず,目視判定できる点など,多くの利点を有しており,今後,中小病院や実地医家レベルでの検査が普及すれば,検査のすそ野が広がることが期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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