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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻10号

1995年10月発行

今月の主題 乳腺の検査

巻頭言

乳腺疾患と検査

著者: 坂本穆彦1

所属機関: 1東京大学医学部病理学

ページ範囲:P.1111 - P.1112

文献概要

 乳腺疾患中で最も注目度の高いものは乳癌であろう.乳癌は発生数,死亡数とも近年増加の傾向にある.乳腺の検査は常に乳癌の可能性のチェックという意味を含んでいる.乳癌の治療に関しては近年大きな動きがあり,縮小手術がますます普及してきた.放射線療法や化学療法も縮小手術との組み合わせの中で,重要な役割りを担わされるようになった.
 乳癌のほか,乳腺に発生する疾患の概略を表1に掲げた.乳癌との鑑別診断においては特に乳腺症,線維腺腫が重要であり,それらの疾患の特徴は表2のとおりである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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