文献詳細
今月の主題 乳腺の検査
技術解説
文献概要
乳癌における腫瘍マーカーは,①原発性乳癌のスクリーニング,②乳癌再発のスクリーニング,③再発乳癌の治療効果判定,などの目的で活用されている.多くの施設で測定されている血清中の腫瘍マーカーには,CEA,CA15-3,TPA,BCA 225,NCC-ST-439などがあり,それは主に再発乳癌のスクリーニングや治療効果判定に利用されている.一方,異常乳頭分泌液中のCEAは,原発性乳癌,特に無腫瘤性乳癌のスクリーニングに活用されている.〔臨床検査39:1163-1167,1995〕
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