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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻10号

1995年10月発行

文献概要

今月の主題 乳腺の検査 話題

乳管造影

著者: 岡崎亮1 岡崎稔1 平田公一1

所属機関: 1札幌医科大学第1外科

ページ範囲:P.1168 - P.1169

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1.乳管造影によって表現されるもの
 乳管造影は主として乳管内病変を対象とし,乳頭表面の乳管開口部から造影剤を注入してマンモグラフィ撮影を行う診断法である1).造影剤が描出する乳管の形態は乳管内上皮細胞の増殖性変化によって取り残された乳管内腔のfree spaceの形態であり,それらの形状から病変の乳管内発育進展の形態学的特徴を診断することが肝要である.したがって,本検査法によって得られる情報は,①分泌乳管の走行と支配領域,②病変の存在の有無とその局在,③病変の質的診断である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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