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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻10号

1995年10月発行

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トピックス

urea nitrogen appearance rate (UNA)

著者: 野村岳而1

所属機関: 1久留米大学医学部第三内科

ページ範囲:P.1202 - P.1203

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 腎不全患者では蛋白質摂取量を制限した場合にそれが守られているか,一方,低栄養状態の患者では適切な蛋白摂取が行われているかが問題となる.慢性透析療法開始後も蛋白質の摂取量は十分に把握しておかなければならず,透析療法が適正か,栄養状態が適当かの判断が常に要求される.
 蛋白質の摂取量を推定する方法には,食事内容の記録に従って計算する方法のほかに,尿中窒素排泄量,糞中窒素排泄量,体内窒素の増加量を加えた全窒素産生量(total nitrogen output:TNO)を測定する方法がある.しかし,TNOの測定は繁雑で実際に臨床には用いにくい.そこでTNOに代わる簡便で実用的な方法として考案されたのがurea nitrogen appearance rate (UNA)である1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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