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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻10号

1995年10月発行

研究

Bence Jones蛋白尿における尿総蛋白測定法の評価

著者: 酒井伸枝1 鈴木優治1

所属機関: 1埼玉県立衛生短期大学

ページ範囲:P.1217 - P.1220

文献概要

 日常検査の尿総蛋白測定において,Bence Jones蛋白(BJP)尿の測定値がどのような傾向を示すか,ビウレット法を基準に評価した.その結果,BJP尿の蛋白値は,ピロガロールレッド法とクマシーブリリアントブルーG・250法では,ビウレット法と比べ低値となる傾向がBJP尿以外の蛋白尿より大きかった.また,塩化ベンゼトニウム法ではビウレット法と近似した値がBJP尿およびBJP尿以外の蛋白尿で得られ,検討した測定法の中では蛋白種差の少ない方法と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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