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改良ウエスタンブロット法によるHTLV-I抗体の判定基準

著者: 吉木景子1 中満三容子1 福吉葉子1 西村要子1 山口一成1 高月清1

所属機関: 1熊本大学医学部付属病院輸血部

ページ範囲:P.1221 - P.1223

 HTLV-I抗体測定においてウェスタンブロット(WB)法は確認法として用いられているが判定に際してはいくつかの問題点がある.筆者らはenv蛋白を加えることで情報量を増したED 011(エーザイ)を検討し,1gag&1envを陽性とするこれまでのWHO判定基準の見直しを行った.Env蛋白がない場合でもp19を含む2gag蛋白以上を陽性とする新基準により,これまで判定保留としていた検体を陽性と判定することができた.

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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