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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻11号

1995年10月発行

文献概要

ミニ情報

免疫組織化学における分子遺伝学の役割―電顕レベルのin situ hybridization

著者: 松野彰1

所属機関: 1帝京大学医学部附属市原病院脳神経外科

ページ範囲:P.17 - P.17

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 電顕レベルのin situ hybridization(EMISH)は個々の細胞内でのDNA,mRNAの局在を明らかにするためには必須であり,本法には,①preem-bedding法,②postembedding法,③超薄凍結切片を用いる方法,の3つがある.③は形態の保持の点に問題があり,①と②が望ましい.その手法についてラット下垂体細胞におけるGH mRNAのEM-ISHを例に概説する.
 (1) preembedding法:4%paraformaldehydeで固定後の6μmの凍結切片を作製し,ビオチン化oligomlcleotide probeを用い,hybridizationを37QCで1晩行う.hybridization signalはstrept-avidin-biotin-horseradish peroxidase (HRP),diaminobendizine(DAB),H2O2で検出し,osmifi-cation後,Quetol-812に包埋し,電顕下に観察する.図1(左)のとおり粗面小胞体上polysomeにosmium blackとしてmRNAが認められる(bar=0.2μm).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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