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特集 免疫組織・細胞化学検査 基礎と技術 6.染色法
1)酵素抗体法
著者: 米澤傑1 有村佳子1
所属機関: 1鹿児島大学医学部第2病理学教室
ページ範囲:P.30 - P.34
文献購入ページに移動本稿では,日常の臨床検査の実際の場面で最も対象となるホルマリン固定パラフィン切片における光顕レベルの酵素抗体法について述べる.酵素抗体法には西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)などの酵素を標識にした特異抗体を直接組織切片と反応させる"直接法",非標識の特異抗体(1次抗体)をまず組織切片と反応させ,1次抗体に対する特異抗体(2次抗体)にHRPを標識したものを反応させる"間接法",アビジンとビオチンとの特異的かつ強固な結合を利用した"ABC (アビジン・ビオチン化ワサビペルオキシダーゼ複合体)法"などの方法がある.それらの原理は前述の成書1)や染色キットのパンフレットに詳しいきれいな図解が出ているので是非ご覧いただきたい.
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