文献詳細
文献概要
特集 免疫組織・細胞化学検査 基礎と技術 8.免疫電顕法
2)包埋後染色法
著者: 小幡博人1
所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.57 - P.59
文献購入ページに移動はじめに
免疫電顕法(immunoelectron microscopy)とは,抗原抗体反応の特異性を利用して,組織・細胞に存在する特定の物質を可視化し,透過電子顕微鏡で観察する方法である.免疫電顕法の代表的な方法の1つとして,包埋後染色(post-embedding)法がある.それは,固定された組織を樹脂包埋後,超薄切片を作製し,グリッド上で免疫染色を行う方法である.ここでは,筆者が行っている金コロイドを用いた包埋後染色法について概略を述べる.なお,詳細な手法については,成書などを参考にしていただきたい1~3).
免疫電顕法(immunoelectron microscopy)とは,抗原抗体反応の特異性を利用して,組織・細胞に存在する特定の物質を可視化し,透過電子顕微鏡で観察する方法である.免疫電顕法の代表的な方法の1つとして,包埋後染色(post-embedding)法がある.それは,固定された組織を樹脂包埋後,超薄切片を作製し,グリッド上で免疫染色を行う方法である.ここでは,筆者が行っている金コロイドを用いた包埋後染色法について概略を述べる.なお,詳細な手法については,成書などを参考にしていただきたい1~3).
掲載誌情報