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文献概要
特集 免疫組織・細胞化学検査 基礎と技術
10.判定のポイント
著者: 中村靖司1 覚道健一1
所属機関: 1和歌山県立医科大学病理学第2教室
ページ範囲:P.84 - P.86
文献購入ページに移動はじめに
近年,免疫組織化学は研究目的だけでなく,日常の病理診断へも広く用いられることとなってきた.特に,免疫組織化学はある特定の物質(抗原)の組織・細胞標本上での局在を証明することが可能であり,診断において組織型の決定や良・悪性の判定などに有力な情報を与えてくれる.しかしながら,結果の判断に迷うケースが多々みられ,免疫組織化学を行ったがゆえに診断が二転,三転することもしばしば経験される.
この項では,免疫組織化学における判定の要点とその注意点を主に解説する.
近年,免疫組織化学は研究目的だけでなく,日常の病理診断へも広く用いられることとなってきた.特に,免疫組織化学はある特定の物質(抗原)の組織・細胞標本上での局在を証明することが可能であり,診断において組織型の決定や良・悪性の判定などに有力な情報を与えてくれる.しかしながら,結果の判断に迷うケースが多々みられ,免疫組織化学を行ったがゆえに診断が二転,三転することもしばしば経験される.
この項では,免疫組織化学における判定の要点とその注意点を主に解説する.
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