文献詳細
文献概要
特集 免疫組織・細胞化学検査 抗原の種類による応用例
3.細胞骨格
著者: 逸見明博1
所属機関: 1山梨医科大学病理学第2講座
ページ範囲:P.99 - P.102
文献購入ページに移動はじめに
真核細胞の細胞質には蛋白線維の複雑なネットワークがあり,これらの構造を細胞骨格と総称している.細胞骨格にはマイクロフィラメント(microfilament;MF),中間径線維(intermediate filament; IF),微小管(microtubule; MT)の3つの主要骨格と,それぞれの線維に結合する種々の関連蛋白が含まれる1).ここではこれらの要素について概略を記し,細胞骨格の免疫染色の応用例として組織の全載標本を用い,共焦点レーザー走査顕微鏡(CLSM)での観察例を提示する.
真核細胞の細胞質には蛋白線維の複雑なネットワークがあり,これらの構造を細胞骨格と総称している.細胞骨格にはマイクロフィラメント(microfilament;MF),中間径線維(intermediate filament; IF),微小管(microtubule; MT)の3つの主要骨格と,それぞれの線維に結合する種々の関連蛋白が含まれる1).ここではこれらの要素について概略を記し,細胞骨格の免疫染色の応用例として組織の全載標本を用い,共焦点レーザー走査顕微鏡(CLSM)での観察例を提示する.
掲載誌情報