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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻11号

1995年10月発行

文献概要

ミニ情報

抗DNA抗体

著者: 福田優1

所属機関: 1福井医科大学病理学

ページ範囲:P.108 - P.108

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 モノクローナル抗単鎖DNA抗体を用いた免疫染色による癌細胞核DNAの特異的分染法が日常の癌診断に用いられる可能性が出てきた.癌細胞の核DNAが正常細胞のそれに比して有意に不安定であることがFeulgen反応の基礎的研究の過程で見いだされた.
 2N-HCI,30℃,8~9分間の緩やかな加水分解後にAcridine orange (AO)で染色すると,この条件下では二重鎖が保持される正常細胞核DNAにintercalationにより結合したAOはIE染性の緑色蛍光を出すのに対して,単鎖化した癌細胞核DNAにdye-stuckingにより結合,重合したAOは異染性の赤橙色の蛍光を発して美しいコントラストを示すことが知られた1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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