icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻11号

1995年10月発行

文献概要

ミニ情報

免疫組織化学標本の効果的な写真撮影―酵素抗体法を中心に

著者: 伊東𠀋夫1

所属機関: 1東海大学医学部共利研機能形態

ページ範囲:P.142 - P.142

文献購入ページに移動
 免疫組織化学の酵素抗体法,蛍光抗体法によって作製された標本は,染色濃度(蛍光強度),コントラストなどの点において一般的なHE染色標本とは異なり,色調が淡く顕微鏡写真撮影に関しては,種々の補正が必要となるが,特に重要なことは,コンデンサー開口絞りを正しく設定することである.コンデンサーの開口絞りの役割は解像力とコントラストの調整であり,写真撮影の中でもっとも重要な操作である.調整の方法は,接眼レンズを外し対物レンズの射出瞳に結ばれるコンデンサー絞りの像を確認する方法,対物レンズの開口数表示の数値を確認する方法,直接鏡検しながら最適な絞り値を決定する方法とがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?