icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻11号

1995年10月発行

文献概要

特集 免疫組織・細胞化学検査 臓器別応用例 3.泌尿・生殖器系

5)卵巣

著者: 清川貴子1 坂本穆彦2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学産婦人科 2東京大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.174 - P.176

文献購入ページに移動
はじめに
 卵巣は女性の小骨盤内,子宮の左右に1つずつ存在する卵円形の臓器であり,卵胞発育とホルモン産生を担い生殖生理をつかさどっている.卵巣の病理において,免疫組織化学は卵巣腫瘍の組織型の鑑別診断にもっともその力を発揮する.また,最近では癌遺伝子産物や細胞増殖抗原に対する抗体の開発により,これらの免疫組織化学的検索が行われるようになり,卵巣腫瘍の発生や病理病態解明さらに量後因子として今後その役割がさらに拡大していくと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?