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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻11号

1995年10月発行

文献概要

特集 免疫組織・細胞化学検査 臓器別応用例 4.内分泌系

2)甲状腺

著者: 山下裕人1

所属機関: 1大分医科大学病理学講座

ページ範囲:P.186 - P.189

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はじめに
 甲状腺は最大の内分泌腺であり,前頸部で甲状軟骨に接して存在するところから甲状腺と命名された.甲状腺はその解剖的位置から触診や視診により容易に病変が見いだされ吸引細胞診も行いやすい臓器であり,甲状腺の細胞診を行う施設も増加している.
 細胞診で問題となるのは癌と非癌との鑑別であるが,1cm以下の微小癌の頻度は高く(10人に約1人),甲状腺癌についての正確な知識を有することはきわめて重要なことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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