文献詳細
特集 免疫組織・細胞化学検査
臓器別応用例 6.神経系
文献概要
はじめに
腸管神経系の研究は,免疫組織化学の発達によって,構造や機能の面だけでなく,その発生に関しても急速な進歩を遂げつつある.
腸管神経系は,一般に神経節における神経伝達物質や微細構造上の特徴が,交感神経系や副交感神経系の神経節と異なり,中枢神経系と類似していることから,第3の自律神経系と考えられている.FurnessとCostaによれば,ヒトの腸管に内在する神経細胞の数は107~108個と試算されており,これは脊髄の全細胞数にも匹敵する.
腸管神経系の研究は,免疫組織化学の発達によって,構造や機能の面だけでなく,その発生に関しても急速な進歩を遂げつつある.
腸管神経系は,一般に神経節における神経伝達物質や微細構造上の特徴が,交感神経系や副交感神経系の神経節と異なり,中枢神経系と類似していることから,第3の自律神経系と考えられている.FurnessとCostaによれば,ヒトの腸管に内在する神経細胞の数は107~108個と試算されており,これは脊髄の全細胞数にも匹敵する.
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