文献詳細
文献概要
特集 免疫組織・細胞化学検査 臓器別応用例
10.小児腫瘍
著者: 田中祐吉1 佐々木佳郎1
所属機関: 1神奈川県立こども医療センター病理科
ページ範囲:P.255 - P.258
文献購入ページに移動はじめに
小児腫瘍およびその周辺状況には,以下に述べるようないくつかの特殊性がある.
(1)小児腫瘍では,成人期の腫瘍と比べて,圧倒的に肉腫の占める割合が高い.小児悪性腫瘍の中で半数前後を占めるのが白血病である.同形腫瘍では,脳腫瘍,神経芽腫,悪性リンパ腫,腎芽腫,肝芽腫,骨軟部腫瘍(骨肉腫,横紋筋肉腫,Ewing肉腫ら)などが主体で,成人期の腫瘍の内訳とは大きく異なる.
小児腫瘍およびその周辺状況には,以下に述べるようないくつかの特殊性がある.
(1)小児腫瘍では,成人期の腫瘍と比べて,圧倒的に肉腫の占める割合が高い.小児悪性腫瘍の中で半数前後を占めるのが白血病である.同形腫瘍では,脳腫瘍,神経芽腫,悪性リンパ腫,腎芽腫,肝芽腫,骨軟部腫瘍(骨肉腫,横紋筋肉腫,Ewing肉腫ら)などが主体で,成人期の腫瘍の内訳とは大きく異なる.
掲載誌情報