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学会だより
第22回日本臨床免疫学会総会
著者: 平野隆雄1
所属機関: 1順天堂大学内科
ページ範囲:P.298 - P.298
文献購入ページに移動 1994年9月20~22日3日間,第22回日本臨床免疫学会総会が東京虎ノ門の教育会館で,廣瀬俊一・前順天堂大学膠原病内科教授(現伊豆長岡病院院長)を会長に開催された.本学会は基礎免疫学の臨床応用,臨床事象から基礎免疫学へのフィードバックなど,この学会で啓蒙していることを主眼としている.また,本学会では会長がディスカッションの多い学会にと希望したこともあり,シンポジウム14題,ワークショップ14題と豊富であり,時間的にもシンポジウム3時間,ワークショップ2時間と十分に取られていた.
初日のシンポジウムI"トレランスの維持と破綻"〔司会:小林清一(北大),八木田秀雄(順大)〕では,Sjögren症候群,コラーゲン関節炎,自己免疫性糖尿病モデル動物(NODマウス)など,多彩な疾患,疾患モデルにおけるトレランス誘導の機序,治療応用と興味ある話題が続いた.午後のセッションでは特別講演が2つあった.特別講演I"Targeting IL-2 Rece-ptors for Diagnosis and Therapy"〔Nelson DL,司会:奥村康(順大)〕では,抗Tac抗原を用いたATLの治療効果を得たというすばらしいデータが紹介された.
初日のシンポジウムI"トレランスの維持と破綻"〔司会:小林清一(北大),八木田秀雄(順大)〕では,Sjögren症候群,コラーゲン関節炎,自己免疫性糖尿病モデル動物(NODマウス)など,多彩な疾患,疾患モデルにおけるトレランス誘導の機序,治療応用と興味ある話題が続いた.午後のセッションでは特別講演が2つあった.特別講演I"Targeting IL-2 Rece-ptors for Diagnosis and Therapy"〔Nelson DL,司会:奥村康(順大)〕では,抗Tac抗原を用いたATLの治療効果を得たというすばらしいデータが紹介された.
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