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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻3号

1995年03月発行

文献概要

今月の主題 骨髄移植 移植造血幹細胞の評価

移植片中の混入腫瘍細胞の検査

著者: 宮本敏浩1 原田実根2

所属機関: 1九州大学医学部第一内科 2岡山大学医学部第二内科

ページ範囲:P.299 - P.304

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 自家骨髄移植および末梢血幹細胞移植においては移植後再発が最も重要な問題である.移植片中の微少残存病変(MRD)の混入が移植後の再発に関与する可能性が考えられ,検出感度がきわめて鋭敏なPCR法がMRDの検出に頻用されている.しかしながら,移植片中のMRDが移植後の再発にどの程度関与しているかは十分明らかにされておらず,今後はgene mark-ing study, purgingによるrandomized trial,および再輸注されるMRDの定量的評価など,MRDと移植後再発との関連を検討することが重要と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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