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今月の主題 骨髄移植 合併症の検査
骨髄移植後のウイルス感染症
著者: 権藤久司1
所属機関: 1九州大学医学部第一内科
ページ範囲:P.315 - P.320
文献購入ページに移動 同種骨髄移植後,ウイルス感染症は免疫不全を背景に発症し,GVHDの合併は免疫不全を助長する.骨髄移植後のウイルス感染症の特徴は,時期によって病因ウイルスが異なり多彩であること,発症後は遷延化・重症化しやすいこと,回帰感染が多いこと,である.抗ウイルス剤や迅速診断法の導入によりウイルス感染症による死亡率は低下しているが,移植適応の拡大に伴い易感染宿主の増加が予想されており,骨髄移植後のウイルス感染症に対する予防・診断・治療法の確立が望まれる.
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