文献詳細
今月の主題 骨髄移植
移植環境の整備
文献概要
無菌室の管理は定期的な環境診断でほぼその目的を達成しうる."無菌"への固執は不要な検査の繰り返しとなり,無用の結果に翻弄されるのが落ちで,費用対効果に見合わない.無菌室治療の成否は,監視培養による患者無菌化中の菌叢の推移からおおむね判断できる.また,監視培養は無菌室治療中の感染に対する原因菌予測に有用なこともある.それゆえ,無菌室隔離とはいえ,患者に必要な培養検査を優先することが最も大切である.
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