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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻3号

1995年03月発行

文献概要

トピックス

ノックアウトマウスの医学への応用

著者: 須永真司1

所属機関: 1東京大学第一内科

ページ範囲:P.351 - P.353

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1.ノックアウトマウスとは
 近年,遺伝子操作技術の進歩により,新しい遺伝子組換え動物をつくることが可能となった.ノックアウトマウスとは,目的とする遺伝子が破壊(ノックアウト)されたマウスのことである.例えば,インターロイキン6(IL-6)遺伝子を破壊されたマウスは,"IL-6ノックアウトマウス"と呼ばれるが,この場合,IL-6遺伝子以外の遺伝子に変化は起きていない.このように,研究者がねらった(標的とした)遺伝子のみを選択的に改変する技術を,標的遺伝子組換え(ジーンターゲティング)法という.以下に,ジーンターゲティングについて,簡単に紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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