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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻3号

1995年03月発行

文献概要

トピックス

赤血球分化と赤血球型物質の発現

著者: 梶井英治1 池本卯典1

所属機関: 1自治医科大学法医学・人類遺伝学教室

ページ範囲:P.354 - P.355

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 近年の赤血球型研究は,分子生物学的解析法の導入により,次々と赤血球型物質の抗原決定基の分子構造を明らかにするとともに,その生理的機能の解明にも迫りつつある.この稿では,赤血球分化におけるRh抗原,sialosyl-Tn抗原,P抗原などの発現に関する新知見を紹介するとともに,赤血球分化における赤血球型物質の発現の意義について考察したい.
 RhポリペプチドをコードするcDNAは,パリとブリストルにある2つの研究グループ1,2)によりクローニングされた.筆者ら3)も2種類のRhポリペプチドcDNA (RhPI, RhPII)のクローニングに成功し,さらにこれらのスプライシングアイソフォーム・マップを作成した4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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