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赤血球分化と赤血球型物質の発現
著者: 梶井英治1 池本卯典1
所属機関: 1自治医科大学法医学・人類遺伝学教室
ページ範囲:P.354 - P.355
文献購入ページに移動 近年の赤血球型研究は,分子生物学的解析法の導入により,次々と赤血球型物質の抗原決定基の分子構造を明らかにするとともに,その生理的機能の解明にも迫りつつある.この稿では,赤血球分化におけるRh抗原,sialosyl-Tn抗原,P抗原などの発現に関する新知見を紹介するとともに,赤血球分化における赤血球型物質の発現の意義について考察したい.
RhポリペプチドをコードするcDNAは,パリとブリストルにある2つの研究グループ1,2)によりクローニングされた.筆者ら3)も2種類のRhポリペプチドcDNA (RhPI, RhPII)のクローニングに成功し,さらにこれらのスプライシングアイソフォーム・マップを作成した4).
RhポリペプチドをコードするcDNAは,パリとブリストルにある2つの研究グループ1,2)によりクローニングされた.筆者ら3)も2種類のRhポリペプチドcDNA (RhPI, RhPII)のクローニングに成功し,さらにこれらのスプライシングアイソフォーム・マップを作成した4).
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