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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻3号

1995年03月発行

文献概要

学会だより 第5回尿路感染研究会

泌尿器科,内科,小児科,産婦人科,基礎の立場から尿路感染症の取り扱いを討議

著者: 小栗豊子1

所属機関: 1順天堂大学附属病院臨床検査部

ページ範囲:P.361 - P.361

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 尿路感染症研究会は,尿路感染症に興味を有する人々に自由な研究討論の場を与えることを目的に発足,1990年に第1回研究会が開催され,今回は第5回である.会員は,泌尿器科の医師を中心に,内科,小児科,産婦人科の医師,臨床検査室の医師や技師などにより構成され,現在,313名が登録されている.今回は,松田静治(江東病院産婦人科)会長のもとに,1994年10月29日,アサヒビール吾妻橋ビル(東京)で開催された.内容は一般演題が20題,特別講演1題,それに4人の演者によるパネルディスカッションが行われた.
 一般演題の第1席で山田(医療法人山田内科医院)は,呼吸器感染症でバイオフィルム・ディジーズとしてよく知られている緑膿菌感染症に,トスフロキサシン(TFLX)とクラリスロマイシン(CAM)の併用療法が効果があるとの報告があるが,尿路緑膿菌感染症ではこの2剤では不十分であるため,セフトリアキソン(CTRX)を追加したところ,菌消失に成功した例も認められたと報告.なお.CTRXの代わりにセフタチジム(CAZ)を用いてみたが.1日1回の投与では効果が不十分とのことであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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