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文献詳細

雑誌文献

臨床検査4巻3号

1960年03月発行

文献概要

技術解説

血清Cholinesterase検査法

著者: 中沢幸胤1 岡本重幸1

所属機関: 1東京大学物療内科

ページ範囲:P.159 - P.161

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 現在行われているCholinesterase (ChE)測定法は,Acetylcholine (Ach)を主体とする基質に血清を加えて加温すると,血清中のChEの作用でAchが酷酸とCholineに分解されるが,この酷酸をもとにして間接的にChEの活性度をあらわしているものが多い。
 即ち,1.予め基質に重曹を加えておいて,生じた酷酸により発生した炭酸ガスをWarburg検圧計によつて測定する方法,2.酷酸発生による基質pHの低下�pHをpH meterを用いて読む方法1)2)等であるが,ここでは極めて簡便で,臨床検査用に適していると思われるPhenol Redを指示薬として,酷酸による基質pHの低下度を光電比色計を用いて測定する方法について詳述する3)4)5)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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