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〈検査室メモ〉
臨床生化学メモ—ホルモンの話(Ⅱ)
著者: 茂手木皓喜1
所属機関: 1東京大学医学部中央検査部生化学
ページ範囲:P.433 - P.437
文献購入ページに移動5.下垂体中葉ホルモン
下垂体中葉は動物ではよく発達しているが人では一種の嚢胞状の組織にすぎない。しかし,メラニン色素の代謝を司る,メラニン細胞刺激ホルモン(melanocyte-stimulating hormone MSH)が分泌されていることはたしかである。これは別名インターメジン(intermedin)といわれ,皮膚などに色素沈着をおこさせる作用がある。
下垂体中葉は動物ではよく発達しているが人では一種の嚢胞状の組織にすぎない。しかし,メラニン色素の代謝を司る,メラニン細胞刺激ホルモン(melanocyte-stimulating hormone MSH)が分泌されていることはたしかである。これは別名インターメジン(intermedin)といわれ,皮膚などに色素沈着をおこさせる作用がある。
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