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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻11号

1996年10月発行

文献概要

特集 血栓症と血小板凝固線溶系検査 血栓症の検査 1.血小板の検査

3)血小板停滞率

著者: 玉井佳子1 高見秀樹1

所属機関: 1弘前大学医学部第1内科

ページ範囲:P.73 - P.74

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はじめに
 血小板停滞率(platelet retention rate)は,ガラスビーズ(GB)カラムに血液を通過させビーズ表面に粘着・凝集する血小板を測定する検査である.以前は血小板粘着能と呼ばれていたが,血小板粘着のみならず凝集も反映しているため血小板停滞率と呼ぶべきである.より生理的なin vitro検査としてビーズ表面をコラーゲンでコートしたコラーゲンビーズカラムが開発され市販されているが,本稿では臨床検査として最も普及しているガラスビーズカラムを用いたSalzman法1)(吸引法;わが国ではその変法である安永法2)が一般的である)と,Hellem II法3)(押出法)について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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