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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻11号

1996年10月発行

文献概要

特集 血栓症と血小板凝固線溶系検査 血栓症の検査 1.血小板の検査

7)血小板由来マイクロパーティクルの検出

著者: 野村昌作1

所属機関: 1関西医科大学第一内科輸血部

ページ範囲:P.84 - P.86

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はじめに
 血小板が種々の状況下で活性化されたり,物理的な刺激を受けると,微小な膜小胞体が生成される.この膜小胞体は,活性化血小板から放出された内部顆粒や膜性微粒子,および機械的破壊によって生成された膜フラグメントなどを含み,マイクロパーティクル(mi-croparticle;MP)と呼ばれている.血小板由来のマイクロパーティクル(PMP)は,単純に血小板崩壊の指標となるものではなく,止血・凝固において重要な役割を果たしていることが判明してきた1).本稿では,フローサイトメトリーを用いたPMPの検出法とPMP測定の意義について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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