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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻11号

1996年10月発行

文献概要

特集 血栓症と血小板凝固線溶系検査 血栓症の検査 1.血小板の検査

8)TXA生成能,血漿TXB

著者: 森田育男1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院細胞機能制御

ページ範囲:P.87 - P.90

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はじめに
 循環器疾患,呼吸器疾患においてトロンボキサン(TX) A2は,血小板凝集惹起,血管平滑筋の収縮,気管平滑筋の収縮を引き起こす原因物質である.そこで,TXA2合成阻害剤やTXA2受容体アンタゴニストの製剤化がなされ,いくつかのものが世に出されている.最近,TXA2産生の初発酵素であるシクロオキシゲナーゼ-1のノックアウトマウスが作製され,血小板機能の低下が報告された1)ことから,血小板機能とTXA2との関係は疑いのないところである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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