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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻11号

1996年10月発行

文献概要

ミニ情報

網血小板測定

著者: 武内恵1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.116 - P.116

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網血小板の歴史
 1969年,IngramおよびCoopersmithは,末梢血をnew methylene blueで超生体染色し,顕微鏡下で血小板内に明瞭に濃染する網状物質を見いだし,reticulated platelets (網血小板)と名付けた.網血小板は,赤血球の網赤血球に相当すると考えられ,骨髄における血小板生成を反映するものとした.しかし,同定手技の煩雑さから,その測定は普及するには至らなかった.ごく最近,フローサイトメトリーを用いた網血小板の報告がなされ,比較的簡単に測定可能で有用と思われることから,注目を集めている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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