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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻11号

1996年10月発行

文献概要

特集 血栓症と血小板凝固線溶系検査 血栓症の検査 5.遺伝子検査

3)プラスミノゲン

著者: 大江麻子1 一瀬白帝2

所属機関: 1山形大学医学部分子病態学 2山形大学医学部分子病態学講座

ページ範囲:P.206 - P.208

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はじめに
 プラスミノゲンは,血栓溶解の鍵となる酵素前駆体である.その遺伝子異常が血栓症の合併を契機に発見され,特に日本人に多いため注目されている.
 プラスミノゲンは,プレアクチベーションペプチド,クリングル1~5,セリンプロテアーゼ領域などを含む791残基のアミノ酸からなり,その遺伝子は,第6染色体長腕26~27に位置し,全長約53kb,18個のイントロンで分割された19個のエクソンによってコードされている1)(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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