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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻11号

1996年10月発行

文献概要

特集 血栓症と血小板凝固線溶系検査 血栓症治療薬とモニター検査

2.ヘパリン

著者: 青崎正彦1 上塚芳郎2

所属機関: 1国立横浜病院臨床研究部 循環器科 2東京女子医科大学循環器内科

ページ範囲:P.276 - P.282

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はじめに
 ヘパリンは血栓症の治療・予防に現在広く用いられている抗凝固薬である.ヘパリンは経口抗凝固薬のワーファリンと比べると,その効果は速効性である特徴を有するので,血栓症の急性期や即時的な抗凝固効果を要する場合に不可欠の薬剤である.最近では低分子量ヘパリンによる治療も行われるようになった.ヘパリンの効果を発輝し,出血の合併を防ぐために,活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)などによる凝固能のモニターが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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