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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻7号

1996年07月発行

文献概要

研究

ミエロペルオキシダーゼを免疫学的に測定する新しい尿中白血球の検出法

著者: 後藤明子1 内田壱夫1 冨田仁2

所属機関: 1京都医科学研究所 2京都博愛会病院

ページ範囲:P.859 - P.863

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 尿中白血球の新しい検出法として好中球の顆粒内蛋白であるミエロペルオキシダーゼを免疫学的に測定する方法を考案した.本法の測定感度は10ng/mlであり,健常者群から求めたカットオフ値は95.2ng/mlであった.これは好中球数に換算すると約90/μl(従来法は10/μl)に相当し,従来法より偽陰性の少ない尿中白血球検出法と考えられた.今後,尿路感染症の経過観察時の膿尿の微妙な動きを知る有用な方法となると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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