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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻8号

1996年08月発行

今月の主題 造血幹細胞

技術解説

―造血幹細胞の同定―造血幹細胞の表面抗原

著者: 小松則夫1

所属機関: 1自治医科大学血液学教室

ページ範囲:P.896 - P.900

文献概要

 未分化造血幹細胞表面に発現している分子やある分化の過程で新たに発現する分子に対して抗体が開発され,さらにFACS解析装置が導入されたことにより,われわれは造血幹細胞をほぼ1:1に純化,濃縮することが可能になった.その結果,in vitroで幹細胞を容易に扱うことができるようになり,未分化造血幹細胞に発現している分子の働きもしだいに解明されてきた.その中には接着因子や造血因子受容体が数多く含まれており,これらの分子の働きにより,われわれの造血は維持されているものと思われる.〔臨床検査40:896-900,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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