文献詳細
コーヒーブレイク
文献概要
この春私にとって7冊目になったエッセイ集『北冥に魚あり』を発刊した.最近3年間に種々の雑誌に発表したものをまとめたもので,本誌のコーヒーブレイクの文が主軸になっている.すでに河合 忠先生が懇篤な書評を7号に書いて下さった.題名にした一文は平成6年1月に読んでいただいたが,あれは会津八一先生を主題に書いたもので,その内容について少々補足したい.
魚の字をわざわざワープロにない魚としたが,会津先生の書は現代随一といわれるのに加えて,文字にこだわる学者としても有名で実際は魚よりもさらにくずした字で書いてあるのを魚より魚に近いと勝手に判断したことをご容赦願いたい.またこの奥付けには出版社が魚(サカナ)と書いていたが,古来からウオの方が正しい呼び名だと思われる.
魚の字をわざわざワープロにない魚としたが,会津先生の書は現代随一といわれるのに加えて,文字にこだわる学者としても有名で実際は魚よりもさらにくずした字で書いてあるのを魚より魚に近いと勝手に判断したことをご容赦願いたい.またこの奥付けには出版社が魚(サカナ)と書いていたが,古来からウオの方が正しい呼び名だと思われる.
掲載誌情報