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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻1号

1997年01月発行

文献概要

今月の主題 スポーツと臨床検査 運動負荷と検査値

血中乳酸濃度,血中ピルビン酸濃度の測定

著者: 八田秀雄1

所属機関: 1東京大学大学院総合文化研究科身体運動科学

ページ範囲:P.41 - P.45

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 運動に関連した血中基質の測定項目の中で,乳酸濃度の測定は最重要項目の一つである.血中乳酸濃度は酵素法でも比較的簡便に測定できる.近年自動測定器によって測定されることが多いが,その際にも酵素法で測定値を確認することが望ましい.血中乳酸濃度は運動強度の指標として非常に重要である.特に血中乳酸濃度が上昇し始める点である乳酸性作業閾値(LT)は,競技だけでなく,日常の運動や運動療法においても,運動負荷強度の設定や効果の判定に非常に有益である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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