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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻1号

1997年01月発行

文献概要

今月の主題 スポーツと臨床検査 話題

呼吸器疾患と運動能

著者: 吉川雅則1 小林厚1 山本智生1 竹中英昭1 夫彰啓1 米田尚弘1 成田亘啓1

所属機関: 1奈良県立医科大学第二内科

ページ範囲:P.69 - P.72

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1.はじめに
 慢性呼吸器疾患では運動耐容能の低下は頻度の高い症状で,しかもquality of life (QOL)を低下させる重大な要因である.したがって,運動能の正確な評価は病状の把握や治療を考えるうえで非常に重要である.運動負荷試験の意義は客観的に運動能力を評価し,運動制限因子の解析,運動中に出現する呼吸困難などの自覚症状を再現することにある.そのほかに,運動療法の処方や治療効果の判定,薬剤および酸素投与の効果判定,運動誘発性喘息の診断など臨床的意義は大きい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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