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感染症領域における遺伝子治療の展望
著者: 徳江豊1 渡辺彰2 貫和敏博2
所属機関: 1国立がんセンター中央病院臨床検査部 2東北大学加齢医学研究所呼吸器腫瘍研究分野
ページ範囲:P.92 - P.93
文献購入ページに移動遺伝子治療の適応疾患は,技術,安全性,倫理など複数の側面から考慮されるべきである.現在,感染症の領域では通常の治療法では制御できない感染症,すなわちHIV感染症,エイズのみがその適応とされている.エイズの遺伝子治療は,細胞へ抗HIV遺伝子を導入してHIVの遺伝子発現とその働きを抑制阻止し,ウイルスの複製とエイズ発症を防ぐ試みであり細胞内免疫法と呼ばれている1).
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