文献概要
脳波検査で側頭葉に棘波を認めた患者31例を対象に,棘波検出に対するSilvermanの前側頭電極(T1,2)と国際10-20法の有用性について比較検討した.T1,2導出の棘波の振幅が,F7,8,T3,4,T5,6導出の棘波の振幅より高振幅であったものは21.3%にすぎず,約半数は等振幅であった.しかし,蝶形骨電極(SP)同時施行例も含め,脳波記録中にT1,2のみに棘波が限局して認められた場合もあり(21.3%),側頭葉てんかんが疑われる場合,T1,2電極を配置することは,局在性焦点の同定ならびに鏡像焦点(mirror focus)の早期発見に有効であると考えた.
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